ネット上では「才木のメジャー挑戦を見据え、石黒や木下ら力のある若手を先発で調整させるべきだ」という声が多く聞かれます。しかし、現実のチーム運営と選手のモチベーションを考えると、今「中継ぎ専念」を選択するのは極めて妥当な判断です。
📊 「5年後の先発不足」への不安は理解できるが…
• 才木の不在を見据えて: 将来的な才木のメジャー挑戦を考えれば、5年後も計算できる若手先発は村上頌樹くらいしかいない、という指摘はもっとも。
• 期待の若手の足踏み: 西純矢や森木大智が思うように一軍に定着できなかった現状が、ファンの「先発の駒不足」への不安に拍車をかけている。
🔍 そもそも「5年後のローテ」を計算するのは不可能
他球団を見渡しても、5年先まで計算できる投手など希少です。むしろ村上がいるだけで阪神は優位と言えます。
• 5年前(2021年)の阪神ローテを振り返る:
• 当時の主力:青柳、秋山、ガンケル、西勇輝、伊藤将司、アルカンタラ。
• 結論: ほぼ「総入れ替え」と言ってよいでしょう。5年後の陣容を完璧に予想して備えるなどほぼ不可能であり、過剰に心配する必要はありません。
⚾️ 「二軍の先発」か「一軍の中継ぎ」か
もし石黒や木下が今から先発調整をした場合、起用法はどうなるでしょうか。
• 一軍での出番はほぼ激減: 現状のローテが固まっている以上、彼らの出番は「誰かが怪我をした時のバックアップ」に限られ、二軍待機が主になります。
• 一軍の経験値こそが宝: 実績のない若手に必要なのは、二軍の回数消化ではなく、一軍の打者と対戦するヒリヒリした経験。
• 中継ぎなら出番がある: ビハインドの場面やロングリリーフなど、一軍でマウンドに上がるチャンスは確実に増えます。
💰 選手には「人生」と「年俸」がある
野球をシミュレーションゲームとして考えるなら「先発の駒を多めに」という思考は正解です。しかし、現実はそうではありません。
• 飼い殺しのリスク: 二軍で先発としていくら好投しても、一軍に枠がなければ年俸は上がりません。
• モチベーションの維持: 「一軍で活躍してお金を稼ぎ、家族を幸せにしたい」という選手の意欲を削ぐことは、才能を枯らすことに繋がります。
• 上司(監督)の仕事: 期待の部下だからこそ、まずは一軍という表舞台で活躍の機会を与え、給料を上げ、高いモチベーションを維持させることも監督の重要な役割です。
🛡 二軍の先発層は決して薄くない
石黒や木下を中継ぎに回しても、下には先発候補が控えています。
• 二軍先発候補: 門別、茨木、今朝丸、能登、早川、そして調整中の西勇輝ら。
• 先発の育成は彼らに任せ、石黒や木下は「今、一軍で勝つための武器」としてリリーフ専念させるのが、現在の戦力層ではベストな選択です。
💡 結論:まずは一軍の舞台に立つこと
中継ぎで結果を出し、一軍のペースに慣れてから先発に転向する道はいくらでもあります。
しかし、今の彼らにとって最優先なのは「一軍の戦力としてカウントされること」。
監督の「中継ぎ専念」という判断は、チームの勝利のためだけでなく、彼ら自身のキャリアとモチベーションを守るための「親心」とも言えるのではないでしょうか。

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